前世療法
「前世」という言葉にふれたのはPHP研究所から出版されている、
ブライアン・L・ワイス氏の『前世療法』の本でした。
この本を読んで、人に「前世がある」ということは、
輪廻(りんね・リインカーネーション)
=人は生まれ変わっているという事実に他なりません。
ブライアン氏は、当時、アメリカでそれなりの地位にある
精神科の医師であり、治療行為の過程で
ある患者に退行催眠をかけたところ、前世の記憶を語り出し、
最初は目の前で起こっていることが、理解できなかったようです。
そして、その事実を公表すべきかどうか、長い時間をかけて考えました。
今では割と見慣れた「過去世」「前世」ということばですが、
当時、そういうことを日常会話の中で主張する人は
頭がおかしいと思われる、職を追われる心配があったからです。
本の中で、これまでの人生観を覆すような事実に接してしまった葛藤が
正直に綴ってあって、共感を持ちました。
ワイス氏の『前世療法』で大事なことは、催眠術が解かれた時に
自分のしゃべったことを思い出さなくても、
その前世を思い出したことで、悩んでいた症状が消え、
人生に前向きに対処できるようになった、ということです。
本の中では、前世を見るための瞑想法なども載っています。
(それをやれば、必ず見られるというものでもありません)
亡くなったイギリス元王妃のダイアナさんも、
ワイス氏の治療の予約を済ませ、
新しい生活に踏み出そうとしていた矢先の死でした。残念です。
私は、スピリチュアルを扱っているテレビ番組を見ません。
断片的に人の前世がどうこう、という話を聞いても
それが本当かどうかもわからないし、
ただ「前世を知る」ということに、あまり意味を感じないからです。
何より、生まれ変わるのが事実であれば、
前世というのは、極めてプライベートなことではありませんか?
本当に知りたければ、信頼できる人に、
しかるべき場所で知るべきだと思います。
過去世や前世
テレビの影響もあって、知りたがっている人が大勢いますね。
過去世に関する本、オーラに関する本もたくさん出ています。
私も去年はそうでした。知ることができるなら「今」を充実させたい、せっかく生まれてきたのだから、人間に関することはもっと知りたい。
しかし、人間の思考とはおもしろいもので、「前世やオーラというものがある」ということは前提にしているのに、ではどうして前世やオーラというものは存在するのか…というところまで、なかなか考えが及びません。占いと同じで、信じているというところまではいっていない人もいるだろうし。
信じている人も、「都合のいい部分は取り入れたいが、苦手なものはできれば避けたい」という気持ちが無意識に働いているのではないでしょうか。
「生身の人間として生きた過去がある」ということは、その同じ個体である「自分」はどうやって維持・継続されているのでしょう。次の肉体に宿るまで、どこでどういう状態でいるのでしょう。
若い頃、自分の内部に「この世に存在する理由」が見つからず、苦しい時期がありました。家族関係、学校、周りを見渡して、苦痛は多くても楽しいと感じることがない…空虚な思いを抱え、明るい未来を思い描くことができないでいました。苦しさから逃れるために命を絶つことも、選択の一つと常に考えていました。
しかし、考えて考えて、苦しいと感じている「自分」って何者なのか、なぜ人間それぞれが「自分」というものを持っているのか、生きるか、死ぬかせめぎ合っている「存在」や「感覚」って何なのか?という疑念が湧いてきました。
「もう疲れた」という気持ちと「終わりにしたくない」という気持ち。疲れた…といつもの気持ちのそこから湧いてくる、生きたいというエネルギーの発生源はなんなのか。人間、いや、生き物に元々に備わっている本能? では、その「本能」とは何?
人の身体、感情、精神、本能の構造や関わりを解明し、問題のありかを突き止めれば、苦しみから逃れることもできるのではないかと、ノートに思いつくかぎりのことを書き出しました。
しかし、明らかに知識不足。未熟すぎです。自分の能力を超えていることを、今考えて結論を出そうとしても無理なのです。一生懸命考えても、結論がすぐには出ないこともある、ということに思い至ったのもその頃でした。
数十年経って、今やっと求めていたものに接し始めた感触があります。スピリチュアリズムは、欧米では100年ほど前に多くの実験的試みや書物が発行され、それが元になって、今の日本のブームに影響を与えているようです。その中でも、エネルギーワークやチャネリングはアメリカからの影響が大きいです。
勉強中のこと↓
『シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A―崇高な存在との対話』
『スウェデンボルグの霊界からの手記 (続)』
スピリチュアリズム http://www5a.biglobe.ne.jp/~spk/
見知らぬ人に前世などを見てもらう前に、ぜひシルバーバーチの本は読んでもらいたいです。
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